当ブログでは、私が開発した「5日株トレード法」をベースとしたモデル取引を公開しています。
・後だしジャンケンのようなズルができないように、買値は常に当日の終値とする。
・売値は随時。(前場終値での決済になることが多いです)
というルールで運用しています。(毎日、取引時間終了後に更新)

「5日株トレード法」の販売は終了しました。
約5年間に渡り多くの方にご購入頂き、ありがとうございました。


1月4日 大発会は日経平均大幅安。しかしマザーズは大幅高。

明けましておめでとうございます。
本日は2019年初めての取引日、大発会です。

年末年始で日本の市場が休んでいる間に、
米アップル社の決算が悪かったというニュースが出てNYダウが急落していました。

これは日本の市場もヤバそうだと思っていたら案の定、
日経平均は前日比-452円(-2.26%)の1万9561円と
大幅安で引けました。

こういうとき新興市場の方は、日経平均よりも大きく下げるのが常ですが、
今日は違いました。

マザーズ指数は朝大幅安で始まり、予想通りと思ったのですが、
9:18に789.79(前日比-2.77%)の安値を付けた後は反転し、
午後にはプラ転。
終値は前日比+1.85%の827.33と、大幅高となりました。

今日はアップル悪決算の影響で、大発会のご祝儀相場なんてものは
まったく期待できないと思っていたら、大型株はそのとおりでしたが、
新興市場の方にはちゃんとご祝儀相場がありました。
正直これは全くの予想外で驚きました。w(゚o゚)w ワオッ!

なんだったんでしょう?本当に大発会のご祝儀相場だったのかな?
それとも、日経平均やNYダウに比べて下げ続けてきたマザーズ指数が
いい加減底打ちして下げ止まったのでしょうか?

確かに長めの日足チャートを見れば、ここで一旦下げ止まってもおかしくない
場所だとは思いますが。

クリックで拡大します。(青い直線は私が引いた補助線です)

まあ期待して裏切られるとショックなので、あまり期待しないでおきましょう。笑

さて話は変わりますが、12月28日大納会の日のブログで、
私はこんな暗いことを書いていました。

アメリカのペンス副大統領が中国への宣戦布告ともとれる演説を行った
2018年10月4日を境にチャイナ・ショックが始まっており、
まだこれから長い下落トレンドが続くんじゃないか?
という懸念です。

そのとき私が見ていたのはこんなチャートでした。

日経平均の2018年の日足です。(クリックで拡大します)

それまで続いていた上昇トレンドが、ペンス演説直前の10月2日をピークに
下落トレンドに転じているのがおわかりいただけるでしょうか?

NYダウもこんなチャートです。

クリックで拡大します。

10月3日に史上最高値を叩き出した後、下落相場が始まっています。

どちらも潮目が変わって下落を始めるのはペンス演説の10月4日頃ですが、
図中に描いた黒い点線を見ていただくと、
上昇トレンドが否定され、下落トレンド入りしているのは
12月中旬以降のように見えます。

つまり今は、チャイナ・ショックによる長期下落トレンドの
入口に差し掛かったばかり・・・という暗い観測になってしまうのです。

あながち間違った分析ではないと思いますが、
違う意見をもらいました。

チャイナ・ショックについて書いた私のブログを見て
師匠が電話をくれたのです。
「ヒノト君の言ってることも合ってると思うけど、こんな見方もあるよ」と。

日経平均やNYダウの上昇トレンドは止まってなくて、今は休んでいるだけ。
しばらくしたら日経平均は直近の高値を越え、2万5000円を突破する。
NYダウは史上最高値を更新し、2万7000ドルを突破する。

私の見解と真逆のようですが、これはこれで「なるほど」と思いました。
なぜそう思ったのか、今度は月足チャートを見てみましょう。

日経平均の月足チャートです。

クリックで拡大します。

確かに月足で見ると、上昇トレンドはまだ崩れていません。
ここから反転すれば、直近の高値を越えていっても決しておかしくはないですね。
もし本当にそうなるなら、今が底で絶好の買い場だということになります。(きゃあ怖い!笑)

NYダウの月足チャートです。

クリックで拡大します。

NYダウを月足で見ると、まだ全然余裕です。
今が底どころか、2万ドルぐらいまで下がっても、上昇トレンドは崩れません。
今は絶好の買い場(笑)なのかもしれません。

私はもっぱら短期トレード専門なので、つい日足を見て判断してしまいますが、
月足に視点を変えたら違う大局も見えてきました。

ちなみにマザーズ指数の月足チャートはこんな感じです。

クリックで拡大します。

上昇トレンドはまだ終わってない。今が底。という見方ができなくもないですが、
日経平均やNYダウよりも明らかに弱く、無理がある感じです。

じゃあ結局、株はこれから上がるのか下がるのか、どっちなんだよ!?
ということですが、
これはどっちの見方も間違ってはいないし、合ってるとも言えません。

大型株をやるならこうした予測は重要だと思いますが、
5日株トレード法のように新興市場株や小型株を狙う場合は
こうした大局的な予測を的中させる必要はありません。

できれば上昇基調に戻ってくれた方がやりやすいのですが、
どちらの予測も起こりうる未来として想定しておくだけで良いと思います。

もし仮に日経平均やNYダウが急激な上昇トレンドに転じたとしても
個別の銘柄で買いたい形になるものがなければ意味がありませんし、
もし株式市場全体が長期下降トレンドに入ったとしても、
個別に上がる株があれば、買いたい形になったときに買えばいい。
つまりいつもと同じでいいということですね。

どちらかの未来だけを想定し、「必ずこうなる!」と決めてかるのは
よくありません。
その意味で、別の見方があるよと教えてくれた師匠の指摘は
ありがたかったです。

ただ、チャイナ・ショックによる長期下落相場が続く可能性は十分あるので
覚悟だけはしておかなければならないと思います。

ちなみに今日の日経平均大幅安の原因となったアップルショックですが、
アップルの悪決算は、単に利益が減ったというだけではなく、
中国の経済減速と貿易摩擦の影響で、中国でのiPhoneの売上が落ちた
ことが原因と説明されているので、
これもチャイナ・ショックの一環と言っていいのではないかと思います。

チャイナ・ショックという言葉は私が言ってるだけで、
今の株式市場を説明するのに一般的に使われている言葉ではありません。

私だけが使っているというわけでもありませんが、
そういう見方をしている人はまだ少数派だと思います。

ですので、誰が見ても壊滅的な株価崩落が1~2ヶ月だけ続いた
リーマンショックとは性格が違います。

リーマンショックのときは、リーマンショックが起こる1年ぐらい前から
厳しい下落相場が続いていましたし、
リーマン・ブラザーズ破綻後1~2ヶ月で一旦底を打った後も
半年ぐらいは下落相場が続きましたが、
何も買うものがなくて本当にどうしようもなかったのは1~2ヶ月だけでした。

今回もしもチャイナ・ショックと思われる下落相場が長く続いたとしても
リーマンショックの最悪期ほどひどい状態が長期間続くわけではないと思います。
なかなか買い物が出なくてやりにくくはなるでしょうが、
下落相場の中でも個別に値上がりする株は出てくるはずなので
そういう銘柄を無理をしない範囲で拾っていきたいと思います。

前置きが長くなりました。

当ブログのモデル持ち株ですが、去年からの持ち越しはありませんでした。
今日は1銘柄だけ買いました。
サイバーコムです。

日経平均が大幅安になっていたので、
年末に売ったベア系銘柄や恐怖指数系銘柄を買い直そうかとも思ったのですが、
どれも今日は上げ幅が中途半端で、5日株トレード法の基準を満たさなかったので
見送りました。

クリックいただけるのが、とても励みになっています。

 

新規購入銘柄

コード 銘柄名 本日終値 損益率 購入価格 購入日 チャ
ート
3852 サイバーコム 2,158 0.00 % 2,158 01/04 チャート

本日売却銘柄
今日はありません。

保有継続銘柄
今日はありません。

2018年12月成績まとめ
※ 表の「過去通算成績」をクリックすると、詳細が見れます。
直近12カ月累積損益率: 290.47 %

期間 取引回数 平均
損益率
(A)
平均
保有日数
(B)
平均
損益率/日
(C)=A/B
1ヶ月期待
損益率
C×20営業日
直近12ヶ月
累積損益率
過去通算成績 5070銘柄 3.29 % 3.52日 0.94 % 18.71 %
2018年12月 10銘柄 3.41 % 3.20日 1.06 % 21.29 % 290.47 %
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